■■ 東京の天然色・電車風景1960年 ■■
1960年(昭和35年)6月
今回は、1960年(昭和35年)にコニカラーネガで撮影したものをお目に掛けます
私は社会人一年生
当時まで、私は小西六製品を好んで使っておりましたが
この頃から段々、富士フィルムを使うように変わって行きました
カメラは35ミリハーフ判のオリンパスペンとミノルタセミPを使っておりました
今回は、セミ判のミノルタセミPで写したものです
八枚撮りのフィルムで慎重に被写体を選んでいるようですが
出来映えはご覧の通り、たいした物ではありません
この頃、電気露出計を買いました
セコニックのオートルミというセレン光電池式のものでした
かなり後まで愛用しておりました
東急東横線の都立大学駅に進入する渋谷行きの各停。田園調布折り返しです。デハ5000系の3連で、輝くような草色の車体が綺麗でした。その後、旧来の釣り掛け車も草色に塗られましたが、こっちの方は、何故か綺麗には感ぜられませんでした。やっぱり、釣り掛け車は、濃紺とオレンジの黄が良いな・・・・・と思う私でした。もっと昔は濃緑でしたけど・・・・。
都立大学駅は当時は未だ地平に島式のホームがあって、上下線の間に駅舎がありました。この時には、高架化工事が始まっており、コンクリートの構造が立ちあがり始めております。
渋谷寄りに、一駅乗りまして、学芸大学駅。ここも地平の島式ホームでした。桜木町行きが発車して行きます。ステンレスカーのデハ6000形で、これは6001です。1台車1電動機で、モーター音が結構派手でした。
行き先板の駅名表示が横書きです。渋谷〜桜木町の各停ですね。この先の方、線路沿いに碑文谷公園が電車から見え、池にはボートが浮いてました。地図を見ると池はありますけれど、ボートは今でもあるのでしょうか・・・・。
渋谷です。上の東横線と多分同じ日でしょう。玉川線ですが、どんな所から写したのか、矢鱈に高い場所からの撮影です。デハ60形のNo.65と、左の奥には連接車デハ200が写っております。右上の営団地下鉄の車両も、懐かしいタイプが並んでいます。
下高井戸行きのデハ200形No.201が発車して行きます。後ろのデッカイ建物は東横百貨店で、右上に見える東横のマークが懐かしいです。右上、営団地下鉄は1700形でしょうか・・・・。
京王帝都電鉄の井の頭線。撮影場所がよく判らない。完全に忘れています。光線状態から見ると、たぶん渋谷行きのようです。デハ1702以下全電動車の編成で、二両目以下はよく判りませんが、二両目は張り上げ屋根のようです。
このページを公開してから、友人や読者の方からアドバイスを頂きましたが、『浜田山駅近辺』だそうです。そう言えば、そんな気がしないでもないのです。
今回は、昭和35年の東急四枚と京王帝都一枚と少々寂しいですが
色付ということでご容赦下さい
また、面白い写真が出てきましたらお目に掛けたいと思います