■■ 東京急行電鉄・田園都市線・長津田開通の頃 1966年 ■■
1966年(昭和41年) 春
1966年の4月1日に、東京急行電鉄田園都市線が長津田まで開通しました
友人と二人で未だ単線の国鉄横浜線とか、小田急とかを撮影し
その足で開通間もない田園都市線にやってきました
長津田駅から線路沿いに歩き、次の駅、田奈まで・・・・・・
写っている樹々の様子とか、同じフィルムにスミレの花の写真があったりするので
たぶん、5月頃と思われます
このアルバムは以前、このホームページを立ち上げて間も無い頃、発表した事があるのですが
その後、削除しておりました
この度、写真を大型化してリニューアル公開致します
新原町田駅(現・小田急の「町田駅」)付近で小田急の電車たちを撮影した後、横浜線で次の駅(未だ成瀬駅は開業していませんでした)長津田までやってきました。長津田駅から田園都市線の線路にそって歩きます。沿線は、今でこそ住宅地になっておりますが、写真でご覧の通り、山林・畑地を宅地として造成途上でした。
試運転電車がやってきました
先頭はデハ3471で
デハ3450+クハ3850+デハ3450と続きます
デハ7000形の4連です
先頭は7010
左の端に田奈駅が見えています
田奈駅が見下ろせる丘の上に来ました。田奈駅は真新しく、周囲の風景から完全に浮いておりました。向こうの丘陵地の山林は、いまや住宅に覆われ、この頃の面影はありません。トンネルはそのまんまですが・・・・・。
いかにも、ヤラセっぽい写真なんですが、違うんですね
この辺の子供たち、未だ、電車が珍しいんで
見物に来てたんです
なんたって、開通したてなんですから・・・・・
私のガキの頃、電車・汽車見物に毎日通ってたころを思い出しました
デハ3469を先頭に長津田へ向かう電車
デハ7058ほか4連の大井町行き電車
7010を先頭に4連の長津田行き
これで、フィルムは終わっています。当時を振り返ると、なんとまあ、のんびりとした景色でしょう1966年ですから、カメラは多分ミノルタSR−1(旧型)、レンズはロッコールF1.8の55ミリと、F4の100ミリ(プリセット絞り)です。カメラもレンズも未だ持っていますが、ここ何年も(二桁年数)使っておりません。押入れから探し出しても、フォーカルプレーンシャターはゴム引きの布のはずですから、多分、使えないでしょうね。そして、このSR−1、あまりに大量に売れたので、古カメラとしての値打ちも無いとのお話です。まあ、たとえ使えなくても、若き日、ながく付き合ってくれた写真機ですから、大事に、そっと置いておこうと思っています。