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■■ 国鉄・川越線 1967年  【 下巻 】 ■■
1967年(昭和42年)10月15日

1967年10月1 5日、当時29歳の私は鉄道仲間と川越線の撮影に出かけました
非電化単線ですっきりした姿の荒川に架かる鉄橋で
96の引く、客車列車、貨物列車を撮影
川越の街にのこる西武大宮線のターミナル「遺跡」を見学
友人の運転する車の恩恵で更に足を伸ばして入間川の鉄橋までやってきました


  川越から西へ少し行くと、入間川に架かる鉄橋があります。広い河原にトラスも何にもない、長い橋梁なのですが、なんだか良い雰囲気です。大宮方面から貨物列車がやってきます。 9600が、10両足らずの貨車を引いて、のんびり走ってきました。


機関車は79665
先ほど荒川の橋梁で写した列車です
川越で貨車を切り離したのでしょう、だいぶ短くなりました


列車はどんどん近づいて来ます
・・・・・お父さんと子供、いいタイミングでした


79665の次位はミム200水運車
向こうに見えるは東武鉄道東上線です

 更に西に移動して、笠幡駅〜武蔵高萩駅間にやって来ました。40年近くも経ってしまった今となっては、具体的に撮影場所を特定できなくなっていますが・・・・・。


キハ35×2の大宮行


大宮方面に向かう29683牽引の貨物列車

 このあと八高線に接続する高麗川駅まで来ましたが、どうやって来たのかはっきりしません。たぶん武蔵高萩駅あたりで、皆と別れ、川越線利用でやって来たのではないかと思うのですが、綺麗さっぱり、完全に記憶喪失。
 高麗川駅構内で写した写真をご覧下さい。


拝島方面から石灰石を満載のホッパ列車が到着しました
牽引はD51515

上と同じ列車です
構内には多数の腕木式の信号機が立ち並び、蒸気機関車の煙が上がっています


左から、D51515〜79665〜水運車ミム200〜ワム50330
さっきの列車で着いたミム200は、何に使う水を運んできたのでしょうか?

上の写真の右下、最近見かける『いやし系ロボット』的な風貌の入換信号機
目玉が傾いてると、なお可愛い表情です
ワイヤで引っ張って円盤を回すこの機種は、既に絶滅していると思いますが


79665〜D51515と水槽
こんな光景は日本全国何処ででも見られたものです

今度は八王子方面からC58100に牽引されて貨物列車の到着です

 以上で、このフィルムは終わっています。9600の追いかけで終わった、楽しい一日でありました。


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