前頁へ    次頁へ

目次へ

■■ 二日目は阪神・大阪市電&地下鉄・阪急電車(下) ■■
1954年8月12日

【 画像大型化版 】

2000.8.11製作
2010.4.30/加筆訂正と画像大型化

天王寺から地下鉄に乗って
心斎橋駅で道草を食った後、梅田までやって来ました
ここから、阪急電車で西宮の「基地」まで戻ります


 地下鉄で梅田に戻ってきましたが、昼飯に何を食べたか全く覚えてない。まあ、当たり前だけれどね。大阪へ来たら、やっぱり阪急電車。梅田の阪急百貨店ビルは堂々として圧倒的な存在感です。
 夕方には西宮の兄のところに戻らねばなりませんので、切符は西宮北口まで買いました。ホームに入ると、スゴイ!何本も並んだホームに栗色の電車、上方言葉のイントネーションの案内放送が響いております。後日、キングレコードから出た、阪急の梅田駅の構内音で、その感じが読み取れます。

 神戸線のホームから向こうを見ると、京都行き急行が居ます。100の相棒、1500型の1512です。向こう側のビルは北野のアミューズメント街です。阪急電車は、出発すると、この写真の左側直ぐに国鉄の高架線があって、それをくぐるようになっています。

 電車のサイドに方向板がくっついていますので、気になって拡大してみました。どうにか『京都−急−梅田』と読み取れます。向こうの映画の看板は、8月8日封切りの『東宝映画「恋風街道」(冬島泰三監督、出演:小堀明男、尾上さくら) 』、左に並ぶ二つは判らないのですが、顔に見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。画面、左端の『冷房完備』は、懐かしいですね。

 三宮行きの特急は何型だったのでしょう。あの、堂々とした阪急タイプの電車の一番前に陣取りました。発車。当時は複々線で、中津駅で阪神の野田から天六へゆくトラムラインと交叉します。
 淀川の鉄橋を渡り、十三駅を出れば、ぐわーっとスピードが上がります。何キロぐらい出ていたのでしょうか。すごい早さです。当時の事ですから冷房なんかありません。開いた窓から、架線柱ごとに『シャッ・シャッ・・・』と言う音が入ってきます。その音と、レールのジョイント音、警笛、ひたすらコーフンする私でした。塚口を出て武庫之荘あたり、田圃が広がり、もう、ローカルの風景でした。やがて車庫のある西宮北口に到着しました。


この時の乗車券が・・・・これでした

 西宮北口といえば平面交叉。今津線とのクロッシングで、大袈裟な架線交叉構造です。電車は神戸方面行きの普通電車964。


右後方に西宮球場が見えています

 今津線は、小型電車のMc−T−Mcの編成でした。当時の阪急の例に漏れず戸袋窓は擦り硝子でいい感じ。トレーラーにはダブルルーフのもあって、いかにも阪急のローカルラインって感じでのんびり走っておりました。


お椀形通風器で三扉の300形が、ダブルルーフの1形を挟んだ編成
ホームの藤棚は今でもあるでしょうか・・・・・


二扉の320形が三扉の80形トレーラーを中に宝塚へ向かいます

  交叉する神戸線は大型車の高速運転で実に対照的です。駅から出て神戸線の線路に沿って神戸方面に少々歩き、何枚かの写真を撮りました。


堂々の4両編成の特急三宮行、先頭は920系971
貫禄充分で、関西初心者の私を圧倒しました


800系851を先頭に三宮行特急


特急梅田行の920系969

 さて、暫く神戸線の電車を鑑賞した後、今津線の線路に沿って2駅分歩いて兄の住まいまで行く事にしました。 地図で計測してみると2kmも無いので、たいした事はありません。

  なんたって田圃です。緑の稲の波の向こうを今津行きの電車が行きます。遠景の工場はアサヒビールです。この今津線の線路が右の方が高くなってますが、東海道本線をオーバークロスするわけです。 (電車は、320+80+320と思われます)
 この辺りは、高架化され、勿論、田圃は消滅し、まるっきり違った風景になって居ります。なにしろ、60年近い年月が流れています。


先頭車は300形〜80形〜300形の宝塚行:先頭は313
この右すぐのところで国鉄をオーバークロスします

 東海道本線の踏切がありましたので、何枚かの電車・汽車を撮影です。 若かった所為でしょうか・・・・普通電車は撮らず、急行電車、貨物列車しか撮っていないのです。困ったものです。

  いいですね〜、モハ80系5連の急電。湘南色とはまた別の良さがありました。壮大な鉄橋は阪急今津線。(このトラスは現在も、健在です)

  そして、D51145牽引の上りの貨物列車が逆光の西ノ宮駅を発車してきました。

 少し歩くと、阪急今津線の阪神国道駅 です。発車する宝塚行き320形329。この電車、小型で阪急タイプをきちんと踏んで実に良くまとまった車ではありませんか!

 これで、旅の二日目、8月12日のお話は お終いです。

 次頁は、宝塚から大阪、京都まで行ってしまう8月13日の旅です 。
 ・・・・・・この頁の上端または下端の『Next』ボタンクリックでご覧下さい。


前頁へ    次頁へ

目次へ