■■ 西日本鉄道・大牟田線 1957年8月 ■■
(2011年7月25日 製作)
1957年・昭和32年、大学2年の夏休みの8月
東京〜博多〜久留米〜笠岡〜岡山〜高知〜阪神〜東京
・・・・と、回る旅をしました
そのときに撮った「西日本鉄道・大牟田線の電車たちの一部」です
当時の大牟田線の姿を一部分でも残せるのではないかとの思いで、このページを作りました
この「旅の様子」につきましては、このページの下端にリンクを作りましたので
ご覧頂く事が出来ます
1957年(昭和32年)8月7日
・水曜日、東京駅から急行『つくし』に乗って西へ、翌日の8月8日
、夕刻、博多着。8月9日〜10日〜11日と、博多観光。そのときに写した、西鉄・大牟田線の電車たち・・・・の
、ほんの一部です。
最初は西鉄大牟田線、「福岡駅」、バックはターミナルデパートの岩田屋で、屋上には観覧車や回転飛行機なんかが見えます。ずらりと発車を待つ西鉄電車たちが居ます。
ホームの部分を拡大してみましょう。右端は、登場したばかりの高性能電車モ1000、西鉄初のカルダン車で2ドア、クロスシートの18m車です。次が、300番台の電車と思われますが、よく判りません。左端の前面5枚窓の電車は、モ200で13mクラスの軽快な2ドア車。
ホームを覆う屋根の妻に『鐡西 岡福』と右書きで駅名が入って居ます
右の電車、3ドアに見えなくも無いし、幕板も広いようなので、303かもしれません
当時の大牟田線の華!出来たばかりのモ1000。4両固定編成で、のちに特急用として使われました。私は、阪神の3011に似ているなあと思いました。
顔をアップにして見ますと裾が下がっていて、縦長に見えます
「平尾駅」付近を走行する、1000の4連、大牟田行急行。
モ1形・・・・「福岡駅
」で撮影。木造、丸屋根、3ドアの14m級電車です。1924年と言いますから大正13年のデビューで、この写真を撮った頃は未だ第一線で働いておりました。後に機器利用で、鋼体化されたそうです。右側に停まっている電車は、連接車のモ500で、ちゃんとした写真を撮ってないのが悔やまれます。
「
薬院駅」でモ1+モ1+ク50
「
平尾駅」付近を走行するモ1一族の三連
モ100・・・・1941年製の15m級、2ドアで、クロスシート車。一部はロングシート化されたとの事で、この車両はロングシートのようです。モ100+モ100+ク150の美しい編成。
「平尾駅」で撮影。
「
二日市駅」に進入するモ100+モ100+ク150
「福岡駅」の側線で休んでいた、有蓋貨物電車モワ800ですが、4両あったうちのどのナンバーかわかりません。木造で、色は何色だったのでしょうか・・・・黒だったのではないかという、記憶もありますが、断言はできません。
1957年当時の西鉄大牟田線の電車の一部を紹介いたしましたが、連接車モ500、急行用の国鉄モハ52似のモ600、軽快なモ200の写真をちゃんと撮っていないのが惜しまれます。
謝辞: この西鉄大牟田線のページを作るに当って、友人の、はーさんから多くのアドバイスを頂きました。ここに御礼申し上げます。
参考文献:
鉄道ピクトリアル誌No.226、No.227掲載の「私鉄車両めぐり(79) 西日本鉄道(2)及び(3)」
私鉄電車プロファイル(機芸出版社)
この時の旅の様子は「福岡と高知への旅 1957年8月」をご覧下さい。