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■■■ 静岡鉄道駿遠線車両図鑑:気動車(内燃動車) ■■■

(1958年・昭和33年4月以降に撮影)


■■ 気動車(内燃動車) ■■

  静岡鉄道では気動車は内燃動車と呼ばれていたようで、自社発注、自社製造、他社から来たものまで・・・・・20両ありました。 その20両は、大きく3グループに分けられます。

(1) 静岡鉄道の前身、中遠鉄道と藤相鉄道からの引継車両: キハC1〜キハD9
(2) 他社からの転入車両: キハD10〜キハD13
(3) 自社工場で製造した車両: キハD14〜キハD20

 なお、変速機は特に記したもの以外は機械式。キハCは「片ボギー車」、キハDは「ボギー車」を表します。 

 キハC1


(昭和34年・1959年4月:新藤枝駅)

中遠鉄道からの引継ぎ車
昭和4年、松井工場製
車体は半鋼製
わが国初の「片ボギー車」
最大長=8,543mm
自重=5.0t
定員=40名

エンジンは「いすゞDA43」だが、戦時中は代燃機関を搭載したこともある

 キハC2

撮影して居りませんが、キハC1と同じスタイルの車体で、片ボギーでした。

中遠鉄道からの引継ぎ車
昭和4年、松井工場製

車両諸元はキハC1と同一

 キハC3


(昭和35年・1960年3月:新藤枝駅)

藤相鉄道からの引継車
昭和11年、加藤車輌製作所製
小型の「片ボギー車」
最大長=7,590mm
自重=5.1t
定員=32名
両車端に鮮魚台(荷物台)付き

エンジンは「いすゞDA75」だが、代燃機関を搭載していた

早い時期に廃車

 キハD4


(昭和34年・1959年3月:相良駅)

藤相鉄道からの引継車
昭和11年、日本車輌製
最大長=9,170mm、ボギー車では最短であった
自重=10.0t
定員=50名
車端両側に鮮魚台(荷物台)付き

機関は「いすゞDA45」

昭和40年に機関撤去され、客車化されてハ29となった
 

 キハD5


(昭和34年・1959年3月:地頭方駅)

中遠鉄道からの引継車
昭和10年、東亜工作所製
最大長=11,200mm
自重=11.4t
定員=52名
車端両側に鮮魚台(荷物台)付き

機関は「いすゞDA45」出力55PS
台車は板台枠軸バネ式
 

 キハD6


(昭和35年・1960年3月:新藤枝駅)

藤相鉄道からの引継車
昭和6年、日本車輌製
最大長=11,000mm
自重=11.6t
定員=60名(座席36名)

機関は「いすゞDA45」出力55PS

入線当時クロスシートを備えていた

 キハD7


(昭和34年・1959年3月:新藤枝駅)

キハD7に同じだが、自重=11.0t
 キハD8


昭和35年・1960年3月:新藤枝駅)

キハD6に同じ
 キハD9


(昭和34年・1959年3月:新藤枝駅)

藤相鉄道からの引継車
昭和16年、加藤車輌製作所製
最大長=11,000mm
自重=11.0t
定員は70名(座席30名)

機関は「いすゞDA45」出力55PS
台車は鋳鋼台枠軸バネ式

 キハD10


(昭和33年・1958年4月:大手工場)

静岡鉄道になってからの増備車で、元赤穂鉄道のカ6だがさらに前身は立山鉄道(現在の富山地方鉄道立山線の一部)のキハ2
昭和5年、日本車輌(日車)製の半鋼製「片ボギー車」。以来、赤穂時代にボギー化され、静岡鉄道駿遠線に転属後、自社の袋井工場で再び、車体延長など大改造を行った。

最大長=10,080mm
自重=9.0t
定員=55名(座席27名)

機関は「いすゞDA45」出力55PS
 

 キハD11


(昭和33年・1958年4月:新藤枝駅)

静岡鉄道になった後の増備車で、元鞆鉄道のキハ3
昭和3年の松井自動車工作所製で、この車両は日本初の軽便鉄道用ボギー式ガソリンカーだった
この車両の転入により、奇しくも静岡鉄道駿遠線には、日本初の「ボギー式」と「片ボギー式」ガソリンカーが揃ったことになる

最大長=10,535mm
自重=8.2t
定員=40名

機関は「いすゞDA45」出力55PS

車端両側に鮮魚台(荷物台)付き

 キハDC12


(昭和35年・1960年3月:新藤枝駅)

静岡鉄道になった後の増備車で、元鞆鉄道のキハ5
昭和6年、日本車輌製の片ボギー車

最大長=8,460mm
自重=6.8t
定員=42名

機関は「いすゞDA45」出力55PS

 キハC13


(昭和34年・1959年3月:新三俣駅)

 キハD13

 昭和33年、窓二つ分車体延長ほかで、普通のボギー車に改造され、キハD13になった。


(昭和35年・1960年3月:袋井駅)

静岡鉄道になった後の増備車で、元鞆鉄道のキハ4
昭和5年、日本車輌製の片ボギー車
昭和33年に自社工場で車体を延長し、ボギー車化改造

最大長=9,928mm
自重=9.0t
定員=56名(座席26名)

機関は「いすゞDA45」出力55PS

 キハD14


(昭和34年・1959年3月:地頭方駅)

自社工場製第1号車

昭和34年に自社静岡清水線長沼工場の応援を得て、駿遠線袋井工場で台枠から車体・最終組立まで一貫して製造された

最大長=11,500mm
自重=11.0t
定員=60名(座席34名)

機関は「いすゞDA110」出力82PS

 キハD15


(昭和37年・1962年10月:新藤枝駅)

昭和35年に自社袋井工場製で、変速機は岡村製作所製のトルクコンバーターを装備

最大長=11,500mm
自重=11.0t
定員=60名(座席34名)

機関は「いすゞDA120」出力90PS

 キハD16


(昭和45年・1970年1月:大井川駅)

昭和35年に自社大手工場で製造

最大長=11,500mm
自重=11.0t
定員=60名(座席34名)

機関は「いすゞDA110」出力82PS

 キハD17


(昭和37年・1962年10月:新藤枝駅)

昭和36年に自社大手工場(車体)、袋井工場で下回り製造および組立て

最大長=11,500mm
自重=11.0t
定員=60名(座席34名)

機関は「いすゞDA120」出力90PS

 キハD18


(昭和45年・1970年1月:大井川駅)

キハD17に同じ
 キハD19


(昭和37年・1962年10月:新藤枝駅)

昭和36年に自社大手工場(車体)と袋井工場(組立)製
変速機はトルクコンバーター式

最大長11,500mm
自重=11.0t
定員=60名(座席34名)

機関は「いすゞDA120」出力90PS

 キハD20


(昭和37年・1962年10月:新藤枝駅)

キハD19に同じ

駿遠線気動車のラストナンバー

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